📈 今日のグロース研究
13%の客が、課金の半分。数字を上げる前に、30分のSQLで「分母」を疑う
きょうの結論
今日は「自分が見ていた数字は、そもそも何を数えていたのか」に話が集中した日でした。成功談は真似しにくいですが、分母がズレていた話は手元でそのまま検算できます。
TOPIC 1
人数がいちばん多い層が、いちばん払わない層だった
Pinterest向けツール Made to Spark。サインアップ時の自己申告・利用ログ・課金テーブルをJOINしただけです。
13%ブロガーが占める人数の割合
約50%その層が占める課金の割合
30分気づくのにかかった時間
最大の回答が「アフィリエイター」だったので、トップページの言葉も今年のロードマップも、その層に寄せていました。実際に払っていたのは、その裏にいた13%のブロガーでした。
セグメント = お客さんを属性で分けた、ひとつひとつのかたまり。人数が多い順に並べても、払う順とは限りません。
TOPIC 2
「使われる機能」と「払われる機能」を二列に分け、売る列だけ絞る
既存ユーザーは今までどおり使えます。消えたのは販売ページとマーケティング上の言及だけでした。
創業アイデアそのものだった機能を、2026年7月に新規販売から外しています。削除していないので解約リスクはゼロのまま、ピッチだけが鋭くなりました。
TOPIC 3
自分が捨てたキャッチコピーが、検索クエリに残っていた
戻しました。それだけです。日本語検索は口語のブレ幅が大きいので、掘れば同じ鉱脈があるはずです。
Search Console = Googleが無料で配っている、自分のサイトがどんな言葉で検索されたかを見る道具。捨てたコピーの答え合わせがここにあります。
TOPIC 4
コピペした3行が、5年守ってきたルールを静かに消す
クローラーは自分にマッチする最も具体的なグループ「ひとつだけ」に従い、* には落ちてきません。
もうひとつ押さえたいのは、「学習に使わないで」と「引用はし続けて」が正反対の要求だということです。ひとつの Disallow では両立を表現できません。
robots.txt = サイトの入口に置く「どのロボットは、どこまで入っていいか」の貼り紙。いまはチャネル設計そのものになりつつあります。
TOPIC 5
17歳の2人が名付けた「first cookable」という指標
定義は「プロダクトの約束が、ユーザーの目の前で初めて証明された瞬間」。自社版を今日、日本語で名付けます。
ベータにペイウォールを入れていない理由も筋が通っています。「リテンション問題の上に課金を載せると、欠陥がコンバージョン率という数字の裏に隠れる」から。
返ってきたのはバグ報告ではなく沈黙でした。苦情はどこを見ればいいか教えてくれますが、黙って去る人は何も教えてくれません。
アクティベーション = 登録した人が「これは効く」と初めて実感すること。ここに届かない人は、機能を足しても戻りません。
TOPIC 6
被リンク332本、本物は1本。見るべきは「30日で増えた213」
再生成され続けるリストに載ってしまうと、以後どの被リンク数もノイズになります。
同じ人が、自分の記事に4週間まちがった主張を載せていたことも報告しています。こっそり直さず、日付入りの訂正をページに残しました。誤りに日付を添えて残すほうが、きれいなアーカイブより長期の信用が伸びます。