⚡ LAGLESS PORTAL📈 今日のグロース研究2026-09-23 (水)バックナンバー
📈 今日のグロース研究

13%の客が、課金の半分。数字を上げる前に、30分のSQLで「分母」を疑う

きょうの結論

今日は「自分が見ていた数字は、そもそも何を数えていたのか」に話が集中した日でした。成功談は真似しにくいですが、分母がズレていた話は手元でそのまま検算できます。

TOPIC 1

人数がいちばん多い層が、いちばん払わない層だった

ブロガー層(全体の13%)が占めるシェア ブロガー それ以外(最大回答はアフィリエイター) 人数 13% ピン生成 約50% 課金サブスク 約50% 「私は、去っていく人たちのために何ヶ月も作っていた」(本人の言葉)
Pinterest向けツール Made to Spark。サインアップ時の自己申告・利用ログ・課金テーブルをJOINしただけです。
13%ブロガーが占める人数の割合
約50%その層が占める課金の割合
30分気づくのにかかった時間

最大の回答が「アフィリエイター」だったので、トップページの言葉も今年のロードマップも、その層に寄せていました。実際に払っていたのは、その裏にいた13%のブロガーでした。

セグメント = お客さんを属性で分けた、ひとつひとつのかたまり。人数が多い順に並べても、払う順とは限りません。
TOPIC 2

「使われる機能」と「払われる機能」を二列に分け、売る列だけ絞る

創業アイデアだった機能を、どう扱ったか 使われている機能(1つも削除しない) 払っている人が誰かを、SQL1本で数える 払われている機能(実際はブロガー向けだった) 売る列だけを絞る(販売ページと言及だけ外す) トップページとロードマップに載せる機能
既存ユーザーは今までどおり使えます。消えたのは販売ページとマーケティング上の言及だけでした。

創業アイデアそのものだった機能を、2026年7月に新規販売から外しています。削除していないので解約リスクはゼロのまま、ピッチだけが鋭くなりました。

TOPIC 3

自分が捨てたキャッチコピーが、検索クエリに残っていた

Search Consoleに置いてあった答え合わせ(ブランド名は除外) ユーザーが打っている言葉 "Paste a link, get a month of pins" (6月に自分で書いて、捨てたコピー) 着地ページに書いてある言葉 「もっと洗練された表現」 (検索されている語句は消してある) 人は機能名では検索せず、成果を平たい言葉で検索する 1日で作った無料ツールが、何週間も磨いた機能ランディングページを全部抜きました。 磨いたLPより、5秒で1つの面倒を解く道具のほうが安く効くかもしれない
戻しました。それだけです。日本語検索は口語のブレ幅が大きいので、掘れば同じ鉱脈があるはずです。
Search Console = Googleが無料で配っている、自分のサイトがどんな言葉で検索されたかを見る道具。捨てたコピーの答え合わせがここにあります。
TOPIC 4

コピペした3行が、5年守ってきたルールを静かに消す

AIクローラー対策の3行を貼ると、何が起きるか 貼る前(何年も守ってきた) User-agent: * Disallow: /wp-admin/ Disallow: /checkout/ 3行を足した後 User-agent: GPTBot Disallow:(何も禁止しない) → 上の2行は適用されない 名前付きのグループは、*に「追加」ではなく「置き換え」になる ファイルはエラーを出しません。パースも通ります。失われるのは、自分が書いたルールだけです。 まず自分の /robots.txt を開き、名前付きグループが1つでもあるか見る
クローラーは自分にマッチする最も具体的なグループ「ひとつだけ」に従い、* には落ちてきません。

もうひとつ押さえたいのは、「学習に使わないで」と「引用はし続けて」が正反対の要求だということです。ひとつの Disallow では両立を表現できません。

robots.txt = サイトの入口に置く「どのロボットは、どこまで入っていいか」の貼り紙。いまはチャネル設計そのものになりつつあります。
TOPIC 5

17歳の2人が名付けた「first cookable」という指標

初回体験の4画面。約束が果たされるのは4枚目だけ ①モード選択 何も動く前に ②冷蔵庫を撮る ③検出結果を直す 数秒待つ ④レシピ一覧 初めて証明 ここまで、約束は一度も証明されない first cookable 第1コホート10人のうち、この瞬間に到達した人は0人 Day7の復帰率を、コホート別ではなく「セッション1で到達したか否か」で割ると決めています。
定義は「プロダクトの約束が、ユーザーの目の前で初めて証明された瞬間」。自社版を今日、日本語で名付けます。

ベータにペイウォールを入れていない理由も筋が通っています。「リテンション問題の上に課金を載せると、欠陥がコンバージョン率という数字の裏に隠れる」から。

返ってきたのはバグ報告ではなく沈黙でした。苦情はどこを見ればいいか教えてくれますが、黙って去る人は何も教えてくれません。

アクティベーション = 登録した人が「これは効く」と初めて実感すること。ここに届かない人は、機能を足しても戻りません。
TOPIC 6

被リンク332本、本物は1本。見るべきは「30日で増えた213」

参照ドメイン332。中身を1件ずつ開いてみたら ツールの表示:332ドメイン 本物は1件だけ(5リンクすべてnofollow) 残りはほぼ全部、自分のドメインを勝手に挿入する自動生成ページ。ツール自身がスパムと判定。 見るべきは332ではなく、30日で増えた213のほう いまが、本物の1本を手で数えておける最後の瞬間
再生成され続けるリストに載ってしまうと、以後どの被リンク数もノイズになります。

同じ人が、自分の記事に4週間まちがった主張を載せていたことも報告しています。こっそり直さず、日付入りの訂正をページに残しました。誤りに日付を添えて残すほうが、きれいなアーカイブより長期の信用が伸びます。

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