⚡ LAGLESS PORTAL📈 今日のグロース研究2026-09-20 (日)バックナンバー
📈 今日のグロース研究

半年で自然検索33.9倍。1日200本出している人の本当の武器は、毎朝1,601本を消すスクリプトだった

きょうの結論

記事を書くコストがゼロに近づいた世界で、希少になったのは「何を出すか」ではなく「何を消すか」の判断。日本のオウンドメディアで削除を自動化しているチームは、ほとんどいない。

TOPIC 1

半年で何倍になったか、そして何が伸びなかったか

2月を1としたときの、8月時点の倍率(本人の公開値) 検索クリック 33.9倍 広告収益 33.6倍 訪問者数 20.0倍 ページビュー 3.0倍 1人あたりページビューは 12.4 → 1.9 に低下。ふつうは「回遊していない」と読む数字。 でも1本が質問1つに完全に答えているなら、回遊する必要がそもそも無い
同じ指標でも、ビジネスの構造が変われば良し悪しの意味が反転する。
33.9倍半年後の自然検索クリック
2.3万本現在生きている記事数
1,601本8月19日に一括削除された記事

数字はすべて本人の公開値です。Search Consoleのスクリーンショット付きで提示されていますが、第三者による検証は行われていません。

TOPIC 2

最初の2か月は空振り。しかも原因は思っていたのと違った

4月に公開した記事が、60日後にどうなっていたか 53% がインプレッション0 47% は表示されていた 最初の仮説と、実際 仮説:機械が書いたとバレた → 外れ。死んだページの66%は   普通にインデックスされていた 実際:誰も検索していなかった 死んだ1,412本のうち、隣接キーワードが 存在したのは158本=11%だけ パイプラインは正常。狙うキーワードの階層が高すぎただけだった 拒否されたのではなく、真空の中に置かれていた。この2つは、打つべき手がまったく違う。
「AIが書いたから効かない」で止めていたら、直し方が永遠に見つからなかった場面。
インプレッション = 検索結果にそのページが1回でも表示された回数。ゼロというのは「誰の検索画面にも一度も出ていない」という意味です。
TOPIC 3

狙う「検索ボリュームの帯」を下げただけで、結果が変わった

同じパイプライン、違うのは狙う帯だけ 月間 1,000〜5,000 検索 中央値順位    14.4位 上位10位に入る割合 34% → 11位は、何ももたらさない 月間 50〜100 検索 中央値順位     8.6位 上位10位に入る割合 68% CTR 2.90%(全帯域で最良) 帯を下げたあと、インプレッション0の比率はこう動いた 4月 53% → 5月 35% → 6月 25% 競合の多い語で「上位10件を全部カバーした記事」を書くと、着地はだいたい11位。千回やっても算数は変わらない。
日本語圏には、この「月間50〜100検索」に相当する帯がまだ広く残っている。

サジェストの2段目・3段目、方言、型番、年式、地域名の組み合わせ。国内SEOの常識は「検索ボリューム1,000以上を取りに行く」ですが、そこをそのまま逆張りできる余地があります。

TOPIC 4

本体は公開ではなく、毎朝走る削除ルールのほう

毎朝、自動で走るルールは2つだけ 28日間ゼロ 表示が一度も出ない 別のキーワードへ振り直す 再ターゲットのキューへ(現在2,418本) 56日間ゼロ 振り直しても出ない noindex + サイトマップ除外 8月19日は、これで1,601本が一度に 消さないコスト 足すだけなら、サイトに占める 死んだページの比率は 永遠に上がり続ける 判定に効くのは、本数より比率 本人の仕事は、毎朝上がってくるレポートを読んで「次のバッチが何についてか」を1日1つ決めるだけ。 「どの帯を狙うか」と「何を切るか」だけは、自動化しないと決めている 理由は「エージェント単体は、その答えに利害を持っていないから」。
1,601本が消えたことを、本人はあとからログで知ったという。

予想していなかった副作用もありました。ブログが積み上がった途端、相互リンクの依頼がほぼ毎日届くようになったのです。しかも送り主はリンクファームではなく、上場企業・法律事務所・会計事務所でした。「記事が積み上がっている」こと自体が、会社概要より雄弁な信頼のシグナルとして読まれている、ということになります。

TOPIC 5

買い手がボットなら、ランディングページは何も意味しない

go-to-market のループ全体を、30日間まるごと自律エージェントに渡した実測 スキャン 約51件 大半は他のエージェント DM 約41件 金額は非公表(不明) 納品まで「数件」 払ったのは人間の買い手 ボリュームの大半はエージェント発。金額の大半は人間の買い手 壊れたところ 納品物のバージョンずれ 広告は24項目、実際のZIPは15項目のまま 機械の買い手は、出力を diff するだけ。二度目は無い captcha が使えない 置いた瞬間、本物のエージェント買い手も締め出す 代案は「書き込み系だけ1回承認」。これがボット選別になる
人間なら「まあ細かいことは」で流れたズレが、機械相手ではゼロ許容になる。

日本にそのまま持ち込めるのは「発見だけ機械可読、決済は人間」というハイブリッドです。/.well-known/ に能力の記述を置き、MCPツールで無料枠を開放し、有料は既存のStripe導線に戻す。暗号資産決済のハードルを避けたまま、明日から試せます。

MCP = AIエージェントが外部のサービスを道具として呼び出すための共通規格。人間が画面を開かなくても、機械がそのサービスを使える入口のことです。
TOPIC 6

プラットフォームが課した壁を、そのまま市場にした人

Google Play の新規個人開発者アカウントに課される要件 12人以上のテスターが、14日間連続。1日でも欠けたらカウントはリセット 発想の転換はここだけ フォーラムは「義理のない人の部屋」 → 冷やで頼んでも無視される いや、「同じものが今すぐ要る人の部屋」だ → 相互テストの交換所が成立する 117サイクル回したあとの、本人の総括: 「相互性はコールドスタートを解決する。でもフォロースルーは解決しない」 ある開発者は19人登録して、最後まで続いたのは4人。人数要件は満たしたが、欲しかったものは手に入っていない。
登録するのは安い。でも9日目は安くない。この2つは別の問題だった。

この12テスター要件は日本の個人開発者にもまったく同じように適用されます。それなのに国内には専用の交換所が事実上ありません。しかも横展開が効きます。「プラットフォームが課す最低人数・最低日数の要件」そのものが、交換所というビジネスの種になるからです。

今日いちばん安く効く一歩は、削除の自動化の手前まで行くことだと思います。Search Console API から「公開後28日でインプレッション0」のURLを毎朝抽出して、Slackに流すだけ。削除は手動承認で構いません。まず死んでいる比率を見えるようにするところからです。

この記事で紹介した倍率・件数はすべて発信者本人の公開値で、第三者による検証は行われていません。日本市場についての見立ては筆者の仮説です。

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