⚡ LAGLESS PORTAL📈 今日のグロース研究2026-09-08 (火)バックナンバー
📈 今日のグロース研究

47件の提案すべてに動画を録った。最初の報酬180ドルが、月10万ドルになるまで

きょうの結論

今日の3つの事例を貫いていたのは、たった一本の糸でした。相手に想像させる量を、どこまで減らせるか。作れるかどうかで差がつく時代は終わり、動いているところをどれだけ具体的に見せられるかで差がつくようになっています。

TOPIC 1

ライバルは定型文をコピペした。彼だけが、相手の会社名が映った動画を47本録った

ほかの応募者がやったこと 同じ定型文 同じ定型文 同じ定型文 同じ定型文 …全員おなじ 彼がやったこと 相手の会社名が 画面に映っている これを、47回。 結果 買い手は「できるかどうか」を 想像しなくてよかった 戦略というより、ただの労働。でも誰もやらないから効いた。
相手のユースケースで製品を動かし、画面録画して送る。それを1件ずつ、47回。
47本提案1件ごとに録った動画
250件14日で作って公開した初日の有料顧客
352日毎日動画を投稿し続けた連続日数

ドバイの11坪の部屋で、ツナ缶を1日1〜2個食べていた22歳の話です。最初の報酬は180ドル。本人も「恥ずかしい金額」と書いていますが、深夜2時に覚えたことが同じ週に金に変わった、とも書いています。いまは月10万ドル超の会社になりました。※本人が公開している数字で、第三者の検証はされていません。

TOPIC 2

30秒の動画で仕組みを買う人はいない。だから20分を、いちばん下に置く

ショート動画 注意を勝ち取るための層 20分の仕組み解説(長尺) どう回り、どう儲かるかを深くやる 真剣な買い手は、ここを見ないと信じない 通話が始まった時点で、販売は終わっている 日本のBtoBは、いちばん下にいまも「導入事例PDF」を置いている。ここが空いている。
入口は短く、購入の直前は長く。日本ではこの下段が、まだPDF1枚のまま。
ファネル = じょうご。たくさんの人が入る広い入口から、実際に買う少数へと絞り込まれていく流れのこと。上の段ほど人数が多く、下の段ほど本気度が高い。

法人の決裁を通した一言も明快でした。導入するAIは「お金・契約・顧客には、人の承認なしに触れない」。ダウンサイドが限られていて、全部が記録に残る。だから真面目な会社が「イエス」と言える、という設計です。

TOPIC 3

AI検索に売上を削られたとき、彼女は入口を直しませんでした

AI検索が広がって 流入が減った 道 A:入口を取り返す(記事を増やす・AI検索対策) 日本の議論は、ほぼ全部こちら 道 B:同じ流入から、高く買う人を選び取る精度を上げる 会社のメールか個人か/入力内容/製品の中で何をしたか、でAIが仕分ける 見込みが高い相手にだけ、人が出ていく おまけの発見:オンボーディングの質問は「顧客体験のため」だけの道具ではない。 同じ質問が「選別の原料」にもなる。実装コストはほぼゼロなのに、営業の当て方が変わる。 道Bは、日本ではまだほとんど語られていない。
入口を取り返すだけが答えではない。1件あたりの価値を上げる、という2本目の軸がある。

参加型のプレゼンツールで月4万ドルまで伸ばした創業者の判断です。もうひとつ面白いのは、無料プランに「ライブイベントの回数無制限」を開放していること。使うたびにその場の全員が同時に驚くので、ユーザーが勝手に営業してくれる。だから回数は塞がない、という理屈でした。

LTV = そのお客さんが、付き合いが終わるまでに落としてくれる合計金額のこと。1回いくら、ではなく生涯でいくら、で見る考え方。
TOPIC 4

「14日間で作ります」と先に宣言し、その全部を毎日公開した

やったこと Day 0 結婚式の翌日 ロンドンにこもる Day 1〜13 うまくいった日も、行き止まりだった日も、その場で公開 Day 14 公開・課金開始 初日 250件 ウェイトリスト 「待たせる」仕組み。出るまで関与できない 期間を区切って全過程を公開 「一緒に作らせる」仕組み。出た瞬間に飛び込む人がいる
完璧になるまで待たない。結果ではなく、過程を共有する。

同じ会社のもうひとつの教訓が重いです。ストアが伸びたあと、多くのユーザーが期待ほど稼げていないと分かりました。原因は道具の出来ではなく、そもそも売る相手がいなかったこと。成長の最大の脅威は競合でも実行力でもなく、「間違ったものを、本当に上手に作ってしまうこと」だと本人は言い切っています。

TOPIC 5

買い手が、人間ではなくなり始めています

ある日のProduct Hunt 上位 1位 コーディングエージェントが自分でインストールする 369票 2位 AIエージェントの行動学習 291票 4位 エージェントが本番環境をデバッグ 217票 これまで:人が読む ランディングページを磨く これから:機械が読む 導入手順を1枚、実行できる粒度で置く
導入の主体が人からエージェントへ移りつつある。国内のツールでは、まだほとんど誰もやっていない。

最後にひとつ、今日いちばん小さくて誠実だった話を。月12ドルから48ドルになった開発者が、有料顧客4人がどこから来たのか証明できないことに気づき、他の何よりも先に4日かけて計測を作り直しました。データが揃っていないときは、コンバージョンの送信を拒否する実装です。4人はまだ実績ではない。でも5人目が来たときには理由が分かる。

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