技術は4週間で追いつけますが、信頼は追いつけません。だから海外の個人開発者は、作りはじめる前に「誰に届くか」を先に確定させています。
この記事の売上や転換率は、断りのない限りすべて創業者本人の自己申告値です。第三者の監査を受けたものではありません。
エンジニアのCameronさんは、Vercelのテンプレートを土台に4週間でv2を組み直しました。Next.js、Neon、Clerk、Polar、PostHog……全部が既製品の組み合わせで、独自実装はほとんどありません。一方、共同創業者の2人はLinkedInに18万人と30万人。しかもKleoはLinkedIn投稿を書くためのツールで、ターゲットが完全に一致しています。
日本で「インフルエンサー」は、数十万円払って投稿してもらう相手です。持分を渡して一緒に会社をやる相手という発想は、国内でほとんど見かけません。作れる人と、届けられる人が、別々の場所に立ったまま出会っていないのです。
Robさんは2年半で5つのプロダクトを作り、5つとも失敗して稼ぎは合計$0でした。それでもXに作っているものを投稿し続け、失敗をまとめて晒した投稿が20万ビューを記録。翌日そこから$3,000の案件を得ています。いま$23k MRR、有料650人、月次成長20〜25%。
もうひとつ効いたのが動画への切り替えで、リーチが約10倍になったといいます(本人の体感値)。効いた形式は「画面録画に、隅に自分の顔」。国内SaaSのデモ動画は無音かBGMか合成音声が主流なので、ここは明日から差がつけられます。
チェコのJakubさんは本業のかたわら、夜と週末だけで$3.3k MRR・有料130人超を10か月で作りました。値下げは一度も転換率を改善せず、むしろ安すぎると信頼が落ちて試す前に離脱されたそうです。効いたのは値下げではなく上限を自分で調整できるカスタムプランの追加で、約30人がこれを選んでいます。
LPの改善は5手。①ヒーローセクションの直下に説明動画 ②「私たち」を「私」に変えて顔写真を1枚 ③推薦文を価格表の直前とチェックアウト画面へ ④自前の決済フォームをStripeホステッドへ ⑤デモ予約の導線を追加。③と④は合わせて1時間で終わり、国内の個人開発LPで最も抜けている箇所です。
⑤が機能した理由は、はっきりしています。開始日と終了日があるイベントだったからです。常設の企画にした瞬間、この型は効かなくなります。しかも副産物として、30本のケーススタディが恒久的な資産として残りました。
明日そのままできる一手を1つだけ選ぶなら、LPの推薦文を価格表の上に移すこと。1時間で終わり、費用はゼロです。
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