⚡ LAGLESS PORTAL💡 今日の事業アイデア2026-10-07 (水)バックナンバー
💡 今日の事業アイデア

ARR1.3億円・課金ブランド400社超。日本で「ギフティングSaaS」を作るなら、売るのは検索ではなく記録

きょうの結論

オーストラリアのクリエイターギフティングSaaSは「誰に送るか」を売っていた。日本はステマ規制で広告主が責任を負うので、売れるのは「誰に、いつ、何を送り、どう書かれたか」を後から説明できる記録のほうだ。

TOPIC 1

商品をタダで配って投稿してもらう仕事を、1つの画面にまとめた会社

ブランド (化粧品など) ギフティングSaaS 探す・送る・集める・ 使う権利をとる クリエイター (投稿する人) ブランドのShopify 在庫と配送はここ 月額 約2.7万円 使える写真・動画 送る依頼 投稿と許諾 金額ゼロの注文をAPIで作る 商品を配送
SaaS側は倉庫も配送も持たない。発送をブランドのShopifyに寄せたのが設計の要点。
26.0%直近1年の利益率(先月は12.2%)
80.7万ドル直近1年の売上(ARRは87万ドル)
10%超毎月やめていく客の割合

課金するのはブランドだけで、投稿する人は無料。1社あたりの月額は約181ドル(2万7,000円)と安いのに400社超が払い続けている。手でやると本当に面倒な工程だからだ。

ギフティング = 商品を無料で送って、気に入ったら投稿してもらうPRのやり方。
TOPIC 2

日本だけにある課金理由。怒られるのは投稿した人ではなく、商品を送った会社

国(景品表示法) 投稿した人 クリエイター 商品を送った会社 広告主=ブランド だから「記録」に月額を払える ここへは行かない 措置命令はこちら 説明を求められるのは 「誰に・いつ・何を送り・ どう書かれたか」
2023年10月施行のステマ規制。責任を負うのは支払い能力のある側だった。

海外の元サービスにはこの上乗せ価値がない。翻訳して値段を下げるのではなく、日本の法律が機能として課金できる形にしてくれている。コスメ・サプリが主戦場である以上、薬機法の表現チェックも必ず付いてくる。

ステマ規制 = 広告なのに広告と書かずに投稿させると、送った会社のほうが行政処分を受ける、という2023年からのルール。
TOPIC 3

国内は「全部タダ」と「人が全部やる」の二極。あいだが空いている

無料マッチング ここが空白 人力の代理店 登録も月額も 成果報酬も0円 ブランドが自分で回す 月額の業務システム 発送・回収・表記・許諾・証跡 企画から交渉まで 人が代行・個別見積 0円 月 1.98万〜14.8万円 非公開 「クリエイターを探せます」は、無料の相手がいる場所では一円も乗せられない
空白は二極の「あいだ」。ただし見つけられなかったことは、存在しない証明ではない。

無料側は株式会社ULNOVAのGift Coが登録費・月額・成果報酬をすべて無料と明示している。もう一方には代理店パッケージが並び、料金はいずれも個別見積で非公開だった。

TOPIC 4

売っているものの正体は、1案件につき1枚のPDF

台帳をつくる 発送する 投稿を回収 許諾をとる 証跡 PDF 本人の連携のみ ECに流す 表記を点検 範囲を選んで 1案件1枚 誰に いつ何を どう書かれ どこまで許された 合否は製品が言い切らない。判定は担当者が画面で確定させる
「OKかNGか」を製品が言い切った瞬間に、責任を負う立場になってしまう。

薬機法で問題になりやすい表現はAIが候補として指摘するだけにとどめる。作らないものを先に決めたから、2〜4週間で出せる見積もりになる。

TOPIC 5

社数は半分、単価は1.6倍。それで元サービスの手前まで届く計算

3か月 8社 6か月 25社 12か月 70社 18か月 130社 24か月 200社 月 34.5万円 月 107.8万円 月 301.8万円 月 560.6万円 月 862.4万円 = 年1億350万円
元サービスはARR87万ドル・400社。こちらは200社・単価1.6倍で同じ規模の手前に届く。

1社あたりの月の取り分4万3,120円に対し、変動費は約1万2,752円。24か月時点の営業利益率は43.8%という計算になる。ただし運用代行を持たない前提の数字で、最初の数か月は15〜20%に落ちる。

解約率3%という前提 = 元サービスの10%超と大きく違う。ここが外れると上の数字は全部ずれる、いちばん弱い仮定。

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