💡 今日の事業アイデア
利益率52.8%・年商8,000万円。営業ゼロで伸びた「論文検索AI」が、日本語の論文だけ拾えない
きょうの結論
海外の論文検索AIが日本語論文を出せないのは、手抜きではなく見に行っているデータベースが違うから。日本語論文はCiNiiとJ-STAGEに、誰でも叩ける公開APIつきで置かれたまま残っています。
TOPIC 1
売上の半分が、そのまま利益として残っている
営業も広告もなく、「困りごとの検索で1位」という一本道だけで年商8,000万円に届いている。
52.8%直近1年の利益率
8,000万円直近1年の売上(約53万ドル)
53%1年での売上の伸び
2023年5月に始まった、米ニューヨークの小さなサービスです。いまAcquire.comという売買サイトに110万ドルで出ています。
Acquire.com = 小さなネットサービスを売り買いする海外のマーケット。売上や利益が数字で公開されるので、他人の商売の中身がそのまま読める。
TOPIC 2
やっていることは、たった4手
特別な技術は使っていない。だから個人でも数週間で作れる、という証拠でもある。
論文の書誌データは CrossrefやOpenAlex といった公共の仕組みから無料で取れます。人手もかかりません。だから原価はAIの利用料だけになり、利益率が50%を超えます。
TOPIC 3
ここが穴。日本語の論文は、別の場所に置いてある
翻訳の問題ではなく、見に行っているデータベースそのものが違う。ここが日本版の入口になる。
CiNii(サイニィ) = 国立情報学研究所が運営する、日本の論文をまとめて探せる国のしくみ。
J-STAGE = 科学技術振興機構が運営する、国内の学会誌を電子公開している場所。
海外の会社がやらないのは怠慢ではなく、日本語だけのために専用の配管を組むのが割に合わないからです。だから日本の個人開発者に残っています。
TOPIC 4
もうひとつの壁は「引用の書き方」
言語と書式。この2つは地味だが、海外勢がこれからも埋めない場所。
SIST 02 = 参考文献の書き方についての日本の国内標準。大学図書館は今もこれで学生を指導している。
TOPIC 5
値段と、2年後の見通し
日本の大学は年度予算で動くので、研究室プランは年額前払いを取りやすい。
論文データの取得費がゼロなので、24か月時点の利益率は64%の見込み。本家の52.8%を上回ります。
TOPIC 6
いちばんの差別化は「本文を書かないと決めること」
「できることを全部やる」のではなく「やらないことを決める」のが、この市場の差別化になる。
今日からできる一歩は、コードを書く前に「研究テーマを送ってくれたら日本語の先行研究を10本まとめます」と告知すること。20件を手でこなし、次の20件で2,000円を提示すれば、この事業が成立するかの答えが出ます。