⚡ LAGLESS PORTAL💡 今日の事業アイデア2026-09-25 (金)バックナンバー
💡 今日の事業アイデア

利益率52.8%・年商8,000万円。営業ゼロで伸びた「論文検索AI」が、日本語の論文だけ拾えない

きょうの結論

海外の論文検索AIが日本語論文を出せないのは、手抜きではなく見に行っているデータベースが違うから。日本語論文はCiNiiとJ-STAGEに、誰でも叩ける公開APIつきで置かれたまま残っています。

TOPIC 1

売上の半分が、そのまま利益として残っている

1年間の売上 53万4,300ドル(約8,000万円) のこった利益 28万1,900ドル(約4,200万円) かかった費用 ← 売上の 52.8% ————————————→ 「先行研究 探し方」 と検索する人 検索1位 このサービスに たどり着く 月10〜20ドル 有料の客が 1,000〜5,000人 営業の人は 0人。広告も出していない。この一本道しか通っていない。
営業も広告もなく、「困りごとの検索で1位」という一本道だけで年商8,000万円に届いている。
52.8%直近1年の利益率
8,000万円直近1年の売上(約53万ドル)
53%1年での売上の伸び

2023年5月に始まった、米ニューヨークの小さなサービスです。いまAcquire.comという売買サイトに110万ドルで出ています。

Acquire.com = 小さなネットサービスを売り買いする海外のマーケット。売上や利益が数字で公開されるので、他人の商売の中身がそのまま読める。
TOPIC 2

やっていることは、たった4手

書きかけの 文章を貼る 読む AIが論文を 探しに行く まとめる 3行の要約を つける 書き出す 参考文献 リストに 貼れる形 使っている技術は React・Node.js・Python・Stripe だけ。自前のAIモデルもGPUもない。
特別な技術は使っていない。だから個人でも数週間で作れる、という証拠でもある。

論文の書誌データは CrossrefやOpenAlex といった公共の仕組みから無料で取れます。人手もかかりません。だから原価はAIの利用料だけになり、利益率が50%を超えます。

TOPIC 3

ここが穴。日本語の論文は、別の場所に置いてある

海外の論文検索AI(SciSpace・Elicit・Consensus など) Semantic Scholar OpenAlex = 英語論文の山 見に行く CiNii Research J-STAGE = 日本語論文の山 誰も見ていない 検索結果に出てくる論文 ↑ どちらも公開APIがある。取り放題のまま残っている。 日本語で論文を探す人が使っているツールは、ほぼ全部が海外製。だから日本語論文が出てこない。
翻訳の問題ではなく、見に行っているデータベースそのものが違う。ここが日本版の入口になる。
CiNii(サイニィ) = 国立情報学研究所が運営する、日本の論文をまとめて探せる国のしくみ。
J-STAGE = 科学技術振興機構が運営する、国内の学会誌を電子公開している場所。

海外の会社がやらないのは怠慢ではなく、日本語だけのために専用の配管を組むのが割に合わないからです。だから日本の個人開発者に残っています。

TOPIC 4

もうひとつの壁は「引用の書き方」

海外ツールが出せる形 APA / MLA / シカゴ = 英語圏の書き方 提出する 日本の大学が求める形 SIST 02 + 学会ごと・研究室ごとの書式 → そのままでは受け取ってもらえない 地味だが、学生にとっては「機能の差」ではなく「使えるか使えないか」の差になる。
言語と書式。この2つは地味だが、海外勢がこれからも埋めない場所。
SIST 02 = 参考文献の書き方についての日本の国内標準。大学図書館は今もこれで学生を指導している。
TOPIC 5

値段と、2年後の見通し

月1,480円 卒論を書く学部生 検索しほうだい 月3,980円 大学院生・研究者 ここが中心 月39,800円〜 研究室・図書館(10席) 年額で稟議が通る額 月々の売上の伸び(見込み) 12万 46万 192万 821万円 3か月 6か月 12か月 24か月 24か月で有料3,282件=年9,850万円。母数94万人に対する課金率は0.35%。
日本の大学は年度予算で動くので、研究室プランは年額前払いを取りやすい。

論文データの取得費がゼロなので、24か月時点の利益率は64%の見込み。本家の52.8%を上回ります。

TOPIC 6

いちばんの差別化は「本文を書かないと決めること」

やらないと決めること ・本文を書かない ・要旨の代筆もしない ・探した過程はログに残す だから 大学に禁止される側ではなく 大学が勧める側に立てる 指導教員が探索の過程を確認できる 「AIで論文を書くツール」と誤解された瞬間に、大学からも指導教員からも排除される。
「できることを全部やる」のではなく「やらないことを決める」のが、この市場の差別化になる。

今日からできる一歩は、コードを書く前に「研究テーマを送ってくれたら日本語の先行研究を10本まとめます」と告知すること。20件を手でこなし、次の20件で2,000円を提示すれば、この事業が成立するかの答えが出ます。

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