📈 今日のグロース研究
登録率3倍・獲得コスト80%減。30分0円で置いた「AIからの入口」が、本体を追い抜いていた
きょうの結論
今日の3つは、新しい集客先を見つけた話ではない。すでに持っていたものを測り直したら、序列が入れ替わっていたという話。同じ「AI向けに何かを置く」でも、片方は3倍、片方は97%読まれていない。
TOPIC 1
片手間で作った部分が、本体より強かった
マーケ分析SaaSの1ClickReport。ローンチ5か月目に、余暇のような気持ちで足した部分だった。
3倍登録に至る率(本体比)
80%減1件あたりの獲得コスト
30分掲載までの作業時間・費用0円
MCPサーバー = ClaudeやChatGPTのようなAIから、自社のデータを直接読めるようにする窓口。AI向けのコンセントだと思えばよい。
TOPIC 2
3倍の正体は魔法ではなく「もう絞られている人」
1回の実装が、Claude・ChatGPT・Cursor…と対応先が増えるたびに効いてくる「標準規格の複利」もある。
ただし本人は代償も隠していません。狙える市場はまだ小さく、投資家に説明しづらく、課金の型(人数か、回数か、接続先か)も定まっていません。消費者向け、見た目そのものが価値の製品、医療・金融・行政向けなら、この順番は今はやめたほうがいい、とも明記しています。
TOPIC 3
同じ日に、まったく逆の実測が出ている
「無駄」ではなく「間違った問いで評価されている」。説明書の製品を持っているなら置く理由はある。
期待値ではなく、自分の数字で序列を決める段階に入りました。AIに言及してもらえることを期待して置いたのなら、いま現在その裏には何もありません。浮いた時間は、説明書そのものの構造を整えるほうに回すのが正解です。
TOPIC 4
18か月放置したページに届いた、1通のメール
最初の20人には「6か月無料、そのかわり月1回30分話す」を明示して交換した。要望がそのまま開発順になった。
もうひとつ真似できるのが設計と実行を切り離して、設計にだけ高い金を払うという配分です。著名な経験者に最初の2年ぶんの計画だけを作らせ、実行は若手に任せました。全部外注か全部自分か、の二択で考えている人が多いので、ここは空いています。
TOPIC 5
45万人に投げて、たった1行にだけ質問が集まった
機能リストは読者に価値を想像させる。具体的なシーン1個は、その想像を代わりにやってくれる。
日本でより空いているのは失敗したときの話を先に開示するやり方です。国内のAIツールの訴求は「できること」の列挙に寄りきっています。日本の法人購買は稟議で必ず「障害時の対応」を問われるのだから、最初にそれを書いたほうが話が速いはずです。
TOPIC 6
日本の空白は「国産の業務データにAIの口をつける」
すでにAPIを持っているB2B SaaSなら、既存のデータ層を出すだけで最小構成が組める。
3つの事例に共通していたのは、新しい集客先の発見ではありませんでした。1社目は自社の集計を見返して、2社目は8年ぶんを振り返って、3社目はコメントを数えて、持っているものの序列を測り直しています。今日いちばん地味で、たぶんいちばん効く仕事です。