💡 今日の事業アイデア
年成長5%・解約率1〜3%で17年。地味すぎる「印刷会社の受注窓口」が、毎月230万円の利益を出し続けている
きょうの結論
売っているのは機能ではなく、印刷会社の受注の窓口そのもの。取引先が毎日その画面から発注するので、やめようとすると取引先全社に頭を下げることになる。だから17年たっても誰も抜けない。
TOPIC 1
この会社は「印刷会社の電話とFAX」を、まるごとWebに移している
受注の入り口を人からページに移すと、差し戻しの往復がまるごと消える。
71.6%先月の利益率
1〜3%毎月やめていく客の割合
5%1年で増えた売上(年成長率)
米国ノースカロライナ州で2009年3月から続いている会社です。直近12か月の売上は25万8,700ドル(約3,880万円)、先月の利益は1万5,400ドル(約230万円)でした。外からお金は入れていません。
Web to Print = 印刷会社が注文を受けるところを、Webの画面にしてしまう仕組み。日本語の決まった呼び名はまだありません。
TOPIC 2
強いのは「客の客」が乗っていること。やめるには取引先全社に頭を下げる
自分の客ではなく「客の客」の毎日の仕事が乗った瞬間に、解約が止まる。
在庫も配送も持たず、刷るのと送るのは客である印刷会社の仕事のまま。だから利益率が7割で回ります。売主が挙げた競合は Pressero 1社だけでした。
TOPIC 3
日本の同じ業界を調べると、ちょうど真ん中が空いていた
両端は埋まっていて、いちばん数の多い中小印刷会社向けの価格帯だけが残っている。
さらに強いシグナルがありました。日本には「入稿データの自動チェックを受託で作ります」という会社が存在します。需要がはっきりあるのに、月額のSaaSとして売られていないということです。
プリフライト = 刷る前のデータ検査。文字が埋まっているか、色がCMYKか、断ち落としの余白が3mmあるかを機械が先に見る。
TOPIC 4
骨格はそのまま、日本の面倒な事情だけ作り直す
面倒な事情が多い国ほど、作った人の側に堀ができる。
カード前払いしか用意しないと、掛売と月締めが主流の日本のB2B発注では法人が発注できません。会計も freee・マネーフォワード・弥生に差し替えないと帳簿に乗りません。
TOPIC 5
24か月で月522万円。ただし利益率は50%に抑えて見ている
伸び方が元の会社より速いのは、ゼロから始める側の見かけの伸びにすぎない。
4.3万円1社あたりの月額(ARPU)の設計値
83.9%24か月時点の粗利率の試算
20時間1社の価格表登録にかかる最低時間
ARPU = 客1社あたりの平均月額。元の会社は約320ドル(約4.8万円)で、日本版はその9割で置いた。
今日からの一歩。住んでいる地域の印刷会社を10社検索して、見積依頼の入り口がフォームか電話かFAXかを見るだけ。それでこの市場の余地が自分の目で分かります。