⚡ LAGLESS PORTAL💡 今日の事業アイデア2026-09-24 (木)バックナンバー
💡 今日の事業アイデア

利益率97%・年商2,300万円。「商品の値段を毎日見に行くだけ」の英国SaaSを、日本の薬機法市場で作る

きょうの結論

売っているのは価格データではなく「担当者の午前中」と「法務に指摘されない安心」です。日本は売り場が7つに割れていて薬機法があるぶん、この価格監視ツールの値打ちが本国より高くなります。

TOPIC 1

売上のほぼ全部が、そのまま利益として残っている

直近12か月(TTM)の売上の行き先 売上 $235.7K(約2,300万円) 利益 $230K(約2,290万円)= 利益率 97% ↑ 経費はこの細い帯だけ(3%) 創業から5年、この3つを一度もやっていない 値上げしていない 営業を雇っていない SNSもやっていない
成長の打ち手を3つとも残したまま、年20%で伸びています。
97%直近1年の利益率
2,300万円直近1年の売上($235.7K)
9,300万円売却希望額($930K・値下げ後)

イギリスの1社です。創業2020年、顧客はエンタープライズ20社以上、技術はRuby on Railsだけ。売却理由は「リタイア」で、Acquire.comに出ています。

TTM = 直近12か月の実績のこと。「去年1年ぶん」と読み替えて大丈夫です。
TOPIC 2

やっていることは「ネットの棚を毎日見に行く」だけ

リアルの棚 営業担当が店舗を回って 目視で確認する(週1回が限界) 毎日自動で ネットの棚=デジタルシェルフ 7チャネル × 数千店舗を まるごと巡回して差分を記録 毎日見に行くのは、この6つ 価格 在庫 検索順位 レビュー 商品画像 販売店 変化があったところだけを、朝のメール1通にまとめて届ける
人がやると1日仕事、機械がやると一瞬。その差がそのまま利益になっています。

特別な機械学習は入っていません。それでも年2,300万円が立つのは、この単純作業を人間がやると死ぬほど面倒だからです。

デジタルシェルフ = ネット通販の「棚」のこと。検索して何番目に出るか、いくらか、在庫はあるか、をまとめた言い方です。
TOPIC 3

日本は売り場が7つに割れている。その面倒くささが、そのまま需要になる

同じ1つの商品が、どこに並んでいるか アメリカ Amazon(ほぼこれで足りる) 見張る場所は、ほぼ1か所 日本 楽天市場 Amazon.co.jp Yahoo!ショッピング au PAY マーケット Qoo10 価格.com ドラッグストア各社の自社EC しかも楽天では、1商品を何十店舗も同時に出品 監視対象が多いほど、監視ツールの値打ちは上がる
「日本は特殊だから難しい」ではなく「日本は特殊だから守れる」と読み替えます。

品番が50点あって7チャネルに散らばっていたら、人力での毎日確認は事実上できません。日本市場の面倒くささが、そのまま参入障壁と需要に変わる珍しいパターンです。

TOPIC 4

「価格監視 × 薬機法の見張り」だけ、階段が空いている

国内の月額の並び(★が空いていた位置) ¥9,800 Nint EC Lite 市場分析が軸 ¥29,800 ★ 入口プラン 稟議が要らない額 ¥55,000〜 プライスサーチ 価格に振り切り ¥79,800 ★ 主力プラン 価格+薬機法の監視 非公開 Flywheel 大手ブランド向け
価格監視ツールも薬機法チェックツールもあるのに、束ねた製品だけが無い状態です。

薬機法チェックツールは11〜18種類ありますが、すべて「テキストを貼って1回判定する」単発型です。数百商品のページとレビューを毎日巡回する使い方はできません。

薬機法 = 健康食品・化粧品・市販薬の広告表示を縛る法律。「治る」「改善する」と書くと行政指導の対象になります。しかも責任は自社の商品ページだけでなく、販売店が勝手に足した説明文やレビューにも及びます。
TOPIC 5

12か月目で月商133万円・粗利85%。本国に届かない2%は、日本固有の経費

12か月目の月商 133.3万円の行き先(いずれも推定) 営業利益 113.0万円(84.8%) ↑ 原価 20.3万円(15.2%) 原価の中身(本国との差はここ) 巡回インフラ・プロキシ 決済手数料 クラウド・DB AI API その他SaaS ¥60,000 ¥48,000 ¥45,000 ¥35,000 ¥15,000 ← 日本固有
ドラッグストアECを巡回するためのプロキシ代が、本国の97%との差そのものです。

24か月目で年商4,650万円・年間利益4,030万円、顧客数は56社という試算です。月1,000円のサービスなら4万人必要な売上を、20〜50社で作れるのがこの型の強みです。

MRR = 毎月くり返し入ってくる売上。12倍すると年商のめやすになります。
TOPIC 6

今日できる一歩は、コードを書くことではありません

知り合いのブランドを 1社思い浮かべる 30分 3モールで検索して 価格を1枚に並べる 撮る 値崩れしている店の 画面を1枚送る 待つ 返事の温度 = 答え 先にやること:主要チャネルのrobots.txtと利用規約を実地で確認する グレーな取得を前提にした機能は、売り物にしない
作り始める前に、温度を1回だけ測ります。確認せずに作るほうがずっと危険です。

最大のリスクは規約と法務です。公式APIで取れる3大モールを土台に置き、ドラッグストアECは「取れたら価値が出る追加機能」として設計して、依存しないことが前提になります。

🔒 この回の元レポート全文を読む

図解版はこのとおり公開しています。もとになった元レポートの全文と ラボの実況が、月額750円の会員向けです。

会員について見る →

すでに会員の方は 📄 この回の元レポート全文を読む →