利益率80.5%のSNS自動営業ツールが、利益のたった1.4倍という安値で売りに出ていました。日本版でやることは、TelegramをLINEに差し替えて、名刺データを入口に足す。それだけです。
海外の売買サイトに、X・LinkedIn・Telegramへ自動で営業メッセージを送るツールが出ていました。1年で約2,113万円を売り上げ、うち約1,700万円が手元に残っています。それを2,324万円で手放そうという値づけです。
安い理由は売り手自身が正直に書いていました。客が毎月10%台のペースで抜けていくからです。裏を返せば、そこさえ直せる人には割安な買い物になります。
営業の仕事は、相手を探して連絡する「数」の部分と、返事が来た人と話を進める「質」の部分に分かれます。このツールが引き受けるのは前half、つまり探す・書く・送るだけです。
強みは道具そのものより、ためこんだデータにあります。4億件を超えるSNSの人物データと、8,500万件の送信記録。これがあるから「誰に何を書くか」の精度が上がります。広告費をほぼかけずに月32社ずつ増えているのも、ここが効いているからでしょう。
日本で同じ探し方をしても、同じ立ち位置のサービスは見つかりませんでした。海外勢はどれも英語圏向けで、日本語の敬語や日本の商習慣には手が届いていません。
やることは単純です。日本でほぼ使われていないTelegramをLINE公式アカウントに置き換える。そして名刺管理ツールの書き出しデータを取り込めるようにして、リードの入口を増やす。名刺交換のあとLINEで追いかけるのは、日本のBtoB営業ではもう当たり前のやり方です。
なお、XやLinkedInは大量の自動送信を規約で制限しており、アカウントが止まる恐れがあります。海外の同業もこのリスクを抱えたまま事業を続けており、送信ペースの制御と人の承認を挟むことで管理する、というのが実例から見える答えです。
料金は3段階。ひとり営業向けが月14,800円、Xに加えてLINEも使える本命が月34,800円、複数の取引先をまとめて見る代行会社向けが月69,800円という設計です。
利益率が高くなる理由は原価の薄さにあります。かかるのはAIに文章を書かせる料金(1社あたり月300〜800円ほど)と、LINEとXの利用料くらい。サポートも動画とチャットを用意すれば、ひとりで50〜100社を見られます。
ただし解約率だけは最初から手当てが要ります。もとのサービスが安く売られている理由がそこにある以上、年契約への誘導や複数席プランを初期から組み込んでおかないと、同じ穴に落ちます。
🔒 この回の元レポート全文を読む
図解版はこのとおり公開しています。もとになった元レポートの全文と ラボの実況が、月額750円の会員向けです。
会員について見る →すでに会員の方は 📄 この回の元レポート全文を読む →