やるべき仕事は増えたのに、やる人が減っている。図面・IR・親の用事という3つの領域で、日本はいまそこに来ています。
サンタモニカのBlueprints AIという2025年設立の会社です。料金は月$3,200〜8,500(1ドル150円で約48万〜128万円)。外部からの資金調達は公表しておらず、自己資金で運営しています。
日本の設計事務所が使うのはArchicadやRevitのようなBIMソフトと構造計算ソフトが中心で、「ラフなスケッチから確認申請に出せる図書一式を下書きする」製品は見当たりません。日本の基準と作図の慣習は独特なので、国内の承認済み図面で学習させた製品が先に場所を取れる可能性があります。
一級建築士事務所は全国に約70,700。仮に1割が月30万円で導入すると年間約250億円。構造・設備の事務所や工務店の設計部門まで含めて、ざっくり300億円規模と元記事は見ています(いずれも元記事の推定)。
日本の上場企業は、新しく株を買った個人投資家と、英語で鋭い質問をしてくる海外投資家の両方に同時に向き合っています。日本のIR支援は資料制作・翻訳・サイト制作が中心で、「説明会の最中に正しい数字を出す」領域はほとんど空いています。
難しいのは技術ではありません。間違った回答が「一部の投資家にだけ重要な情報を伝えてしまう」ことにつながりかねない点です。承認の流れと、誰がいつ何を答えたかの記録の設計が、信頼を得る鍵になります。
日本では、ネットスーパー、病院の予約、自治体の手続きがそれぞれ別のサービスです。高齢の親にとってはその一つひとつが高い壁で、ロボットが間をつなげれば子どもの電話や帰省の負担はかなり減ります。
米国には先輩格のElliQがあり、ニューヨーク州では州の高齢者局を通じて無料で配られています。介護保険の福祉用具や自治体の見守り事業の予算に組み込めれば、日本でも同じ道が開けます。
建築なら、住宅系の一級建築士事務所3社に「改正後に増えた図書(構造と省エネ)の作成時間と外注単価」を聞き、指定確認検査機関に「差し戻しが多い図面の種類」を尋ねます。AIが最初に手をつけるべき場所が見えてきます。
IRなら、時価総額1,000億円未満のプライム上場企業のIR担当者3人に、英文開示と海外投資家対応にかかる時間を聞きます。公開されている説明会の書き起こしを使えば、承認済み情報だけで答えるボットの精度は1日で試せます。
見守りなら、親と離れて暮らす40〜50代の5人に、親のために代わりにしている「用事」を1週間分書き出してもらいます。並べ替えてもらうと、最初の機能が決まります。
※一級建築士134,789人、60歳以上約44%、個人株主延べ9,198万人、外国法人等34.7%、2050年の単身高齢世帯1,084万といった統計値、および市場規模(約300億/200億/300億円)は元記事の記述と推定です。投資判断や事業判断の前に一次情報をご確認ください。
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