💡 今日の事業アイデア
利益率94%・原価は月30ドル未満。AI職務経歴書サービスを日本でやるなら、看板の「ATSスコア」は捨てる
きょうの結論
この海外サービスの看板は「ATSスコア」でした。でも日本では、その指標がそもそも意味を持ちません。捨てる部分が大きいほど、作り替えた人だけが残れます。
TOPIC 1
やっているのは「求人票と自分の経歴を、機械で突き合わせる」だけ
求人票ごとに「足りないところ」を出し、直して、面接練習まで1本の線でつなぐ。それが商品でした。
94%先月の利益率(掲載値)
9,900ドル先月の売上(約150万円)
2.6倍利益に対する売却希望額
サービスを動かすための外部AIの利用料は、月30ドル未満と書かれています。残りはほぼ決済手数料です。この説明と利益率94%が噛み合っていることが、今日この案件を選んだ理由でした。
ATSスコア = 欧米の採用では、応募書類がまず機械のキーワード判定を通らないと人間に読まれません。その「通りそうさ」の点数が、海外では商品になります。
TOPIC 2
数字がおかしい案件は、どれだけ利益率が高くても使えない
利益率だけを見て飛びつくと、存在しない前提のうえに計画を立ててしまいます。
売却ページの数字は、驚くほど食い違うことがあります。見るべきは数字の大きさではなく、数字どうしが矛盾していないかです。
TOPIC 3
日本では、書類の読まれ方そのものが違う
機械に弾かれないための点数が、日本ではそもそも測る意味を失います。
様式も違います。欧米は1ページ・写真なしの履歴書1枚。日本は履歴書と職務経歴書の2点セットで、職務要約は200字程度、自己PRは400字程度という作法まであります。そのまま日本語にしただけでは使えないということは、丁寧に作り替えた人だけが残れるという意味でもあります。
TOPIC 4
空いているのは「スカウトの返信文」と「応募管理」
ビズリーチやdodaのようなスカウト型が主戦場になったのに、返信文も応募管理も道具がない状態です。
「AI添削」そのものは、日本でもう混み合っています。空いているのは求人票の取り込みから書き直し、面接練習、応募管理までを1本の線でつないだもののほうでした。この区別が勝ち筋のすべてです。
スカウト型 = 自分から応募するのではなく、登録した経歴を見た会社から声がかかる形。何と返すかで結果が変わります。
TOPIC 5
日本版は利益率83%。ただし1人あたりの売上に天井がある
「卒業する商売」なので、広告を買って人を集める道は最初から閉じています。
料金は3つ。都度1,480円、月2,480円、3か月9,800円です。海外の利益率94%をそのまま持ち込めると考えるのは、移植でいちばん危ない癖だと思います。
TOPIC 6
作る前に、手で10件やってみる
払うと言った人数が、そのプロダクトの将来を正直に教えてくれます。
海外のSaaSを眺めるのは、答えを探す作業ではありません。問いの立て方を借りる作業です。